赤ちゃんは抱っこが大好き!
抱っこやおんぶは親の育児ストレスを軽減
赤ちゃんの健全な発育をサポート
子宮内で赤ちゃんはお母さんの心音、歩調、声などに慣れ親しんで成長します。出産後の赤ちゃんは、お母さんと密着する事により同じリズムを感じリラックスします。このリズムが赤ちゃんの様々な神経を刺激し、健全な成長発達を促します。
多くの研究の結果、頻繁に抱かれることが赤ちゃんに多大な影響を及ぼすことが判明しています。また日本の理化学研究所では、親が赤ちゃんを抱っこやおんぶして歩くと、赤ちゃんが泣き止みリラックスする仕組みをこちらの研究で医学的に証明しています。
① 赤ちゃんの拍数が顕著に低下、泣く回数が減少
(ストレスの軽減に基づく余剰エネルギー消費の軽減)
② 親子の絆を深めます
③ 赤ちゃんに自信を植え付けることで幸福な人格を形成します
④ 身体、精神、言語能力、運動神経、平衡感覚などの健全な発育
ウィーゴは赤ちゃんに健全な発育を促し、新しい発見をする余裕と自信を与えます。赤ちゃんがリラックスすることで、親には子供の冒険と成長を一緒に楽しむゆとりを与えます。
正しい抱っこが
赤ちゃんの背骨の後湾を守ります
人体の脊柱は直線的ではなく、S字状を呈しています。しかし赤ちゃんの背骨は子宮の内では『C型』で、産まれて間もない新生児も同様です。
徐々に首の骨に前カーブ(前湾)ができてくると、首がすわりはじめ、歩き始める頃には腰の骨(腰椎)にも前湾ができ、背骨全体の『S字状カーブ』がしっかりとしてきます。人はこの生理的彎曲の背骨により体のバランスを保ち、4~6Kgの頭部の重量を支えて地面からの反作用をも吸収し、2本足で立ったり歩行したりしているのです。
新生児期はこの生まれながらに備わっている『Cカーブ』の後湾を首が据わる時期まで保つことが大切です。背骨がまっすぐだと、首の前湾が浅くなってしまうからです。産後すぐに布団やベビーカーなど平らなところばかりに寝かされていると、無理に背骨の後湾を伸ばし、新生児の背骨の健全な発育を妨げてしまうおそれがあります。
乳児は母親と触れることで
肉体的・精神的に安定します
WHO(世界保健機関)は、赤ちゃんを母親が素肌に抱く『カンガルーケア』を低出生体重児保育対策として推し進めています。
保育器が不足していた発展途上国のNICUで、その代わりとしてカンガルーケアを行ったところ、驚くべき結果が発表されました。カンガルーケアを受けた赤ちゃんは、そうでない赤ちゃんと比べると、肉体的な成長のみならず、神経的・精神的な発育、体性反射や心音・体温もより早く安定する・・・。それは母親と触れることによって、心拍、呼吸、体温、消化、滑らかな体の動きなどの肉体的な調節を乳児が自然に行っているからなのです。
生まれてから歩き始める頃までが、一生のうちで最も発育・発達が著しい時期。この時期に健康な後湾を保ち、新生児の背骨に負担をかけず正しく抱っこしてあげることは赤ちゃんの肉体的な発育だけでなく神経的・精神的な発達にも重要な意味を持っているのです。